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外資系企業で必要な英語力と転職を成功させるための方法

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外資系企業への転職、と聞くとなんだか遠い世界のような気がするかもしれません。実際、日本国内において外資で働いている人は全労働者の1%程度しません。

しかし、外資で働きはじめてから8年ほど経った私の感覚からすると、外資だからといって特別な才能が必要というわけでもありませんし、英語もそれほど使いません。なかにはバイリンガルでネイティブ並みに英語を話せる人もいますが、ほとんどの従業員は普通の日本人です。

一方で、外資の働き方というのは日系企業にない魅力があります。

まず、給料は外資の方が高い傾向にあります。仕事内容が日系企業とあまり変わらなくても、2割くらいは外資のほうが高いケースも普通にあります

また働き方もフレキシブルで、余計なことに気を使う必要がありません。無駄な雑用はせずにすみますし、無意味な飲み会で時間とお金を浪費するようなこともありません。仕事は仕事、と割り切るドライさがあります。個人的にはこちらのメリットの方が大きく感じられます。

このような魅力のある外資系企業ですが、間口の狭さから転職をためらう人も多くいます。特に英語の問題は多くの人にとって心配の種でしょう。

そこで、今回は外資系企業で勤務する際に必要な英語力について、実際にどんな業務があるのかを踏まえつつご紹介します。あとで述べるように、日本で働いている限り、高度な英語力が要求されることはまずありません。

さらに、転職活動をする上で必要な英語力についても考えてみたいと思います。求人にもよりますが、TOEIC700点もあれば安心して良いと思います。職種によっては600点未満でも障害になることはありません。

外資の転職で一番大事なのは、それまでに積んできた経験です。これは、「ジョブ型」と呼ばれる雇用形態を取っている外資ならではの事情によります。「メンバーシップ型」と呼ばれる日本型の人事制度との違いについても合わせて解説したいと思います。

外資系企業でも英語力はそれほど重要ではない

まず大前提として、外資だからといって高度な英語力を要求されることはまずありません。

なぜかというと日本で仕事をする以上、お客さんは日本人だからです。日本人どうしのビジネスにおいて英語を使うことはありません。それだけのことです。

それでは外資で英語を使うシチュエーションはどういう時かというと、このあと述べるように海外の従業員とやりとりをするときです。そのときに必要なのは、日本の状況をきちんと相手に伝える能力です。

日本の情報を正しく知ることは、海外の本社にとって重要なことです。ですので、こちらの英語力がつたなかったとしても辛抱強く聞いてくれます。気の利いたことを話す必要もありませんし、相手の気持ちを推し量るような能力も使いません。そうしたことは、海外本社のトップマネジメントだけが行っていれば良いのです。

そういった意味では、外資系の英語は実用のための英語と言えます。

一方で日系企業の従業員は、海外部門の人以外は日常業務で英語を使うことはほとんどありません。それにも関わらずTOEICなどの点数が昇進に重要なのは、そのくらいしか個人間の能力を差別化できる指標がないからと考えることもできます。したがって日系企業で必要な英語力とは、使う使わないは関係のない、出世のための英語力と言えるかもしれません。

どのようなシチュエーションで英語を使うか

先程述べたように、外資で必要な英語力は海外スタッフと正しくコミュニケーションできる能力です。

それでは具体的にどういったシチュエーションで英語を使うのか、ひとつひとつ見ていきましょう。

メールでのやり取り

外資系企業で働いていてもっとも頻繁に英語を使うのは、メールでのやり取りです。

コストも時間も気にせずにコミュニケーションできるので、大概のことはメールのやり取りで済みます。つまり外資で仕事をするには、まずは簡単な文章を英語で書く能力が求められるということになります。

といっても難しい表現を使う必要はありません。相手は同じ会社の社員なので、変な気を使うこともありません。伝えたいことを簡潔に書けば、それで十分です。そもそも外資の文化には、形式的なビジネスマナーを使うということがありません。

やり取りする内容も決まったことが多いので、ちょっと経験を積めばすぐに慣れます。

電話会議

次に多いのが電話会議です。最近はWebExやSkypeなどの電話会議サービスが簡単に利用できるようになったため、複数人数が参加する電話会議が簡単に設定できるようになりました。

電話越しに英語を聞き取るのは、最初のうちは少し大変かもしれません。英語の発音も、アジア圏やオーストラリア、イギリスなどで微妙に異なります。こうした人たちと一同に話せるのは外資の醍醐味でもありますが、多くの日本人に取っては苦労するでしょう。

実際は英語の電話会議が増えてくるのはマネージャークラス以上になります。スタッフレベルではそもそも電話会議に参加することはほとんどないので、あまり心配しすぎることもないと思います。

海外出張

こちらはぐっと頻度は少なくなりますが、海外出張の機会も外資ではそこそこあります。

日本人御一行様の視察旅行などではなく、普通に一人でトレーニングなどに参加させられることも珍しくありません。

海外に一人で行くという経験は、私は外資に入って初めてしました。そういったことが好きな人にとっては、とても楽しい体験となるでしょう(私は今でも少し苦手ですが)。

外国人ゲストのアテンド

海外出張とは逆に、海外から来る従業員をもてなす(アテンドする)こともあります。

重要顧客先に連れて行ったり、食事を一緒に取ったりすることなどが主な内容です。

メールや電話越しと違って面と向かって話す機会を持つというのは、その後のコミュニケーションに取っても重要です。相手の人柄やバックグラウンドを知ると仕事がしやすくなるのは、日本人でも外国人でも同じですね。

外資への転職に必要なこと

このように外資系といっても極端な英語能力が求められることはなく、せいぜい英語でメールが書ければ十分なポジションが大部分です。営業職では全く英語がしゃべれないという人も普通にいます。

にも関わらず、単なる食わず嫌いで外資系を敬遠しているのはもったいない話です。冒頭にも書いたように、外資での働き方には多くの魅力があります。特に、余計なしがらみや煩雑な人間関係に縛られずドライに働きたい人にとっては大変おすすめできる環境です。

外資への転職に興味が出てきたら、是非とも転職エージェントなどを使って自分に合った企業を探してみてください。その際、以下に述べる外資の転職に重要なことがらを参考にすると良いでしょう。

もっとも重要なのはそれまでの経験

外資系企業への転職でもっとも重要なのは、それまでどういった仕事をしてきたかという「経験」です。

外資における人材というのは、ジグソーバズルのピースのようなものです。外資系の求人は、あるポジションが何らかの理由で抜けた際に、その場所を補うピースを探すような形で行われます。

これは外資系の雇用形態が「ジョブ型」と呼ばれる形式を取っているためです。あるポジションがあって、そこに適切な人材を当て込むというのがジョブ型の特徴です。

これに対して、人材ありきの雇用形態のことを「メンバーシップ型」と呼びます。これはどういうことかというと、終身雇用が前提の日本型企業では一度雇用した人を解雇することはまずありません。そのため、ある人材がいたとして、この人に様々なポジションを経験させる、いわゆるジョブ・ローテーションと呼ばれる働き方が一般的なのです。

メンバーシップ型雇用では、その人の持っているポテンシャルであったりだとか、様々な職種を経験することで得られるジェネラリスト的な立場が尊重される傾向にあります。

ところがジョブ型では、こうした価値観はあまり重視されません。あくまでも大事なのは、欠けているピースにぴったりと当てはまる人材を探し出すことなのです。

外資系転職をする場合は、あなたがこれまで何をしてきたかという「経験の棚卸し」をするとともに、その経験がどういったポジションに当てはまるかどうか、この2点を検討することが重要です。

TOEICよりもコミュニケーション能力

これまで述べてきたように、外資系企業だからといって特別な英語能力が求められるケースはあまりありません。

転職者向けの求人票を見ると、どの程度の英語力が必要か具体的に書いてあるケースが多く見られます。そのほとんどは、TOEIC600点以上だとか、メールでの基本的なやり取りができれば可など、特段の英語力を求めるようなものではありません。

繰り返しになりますが、外資系企業で英語を使うシチュエーションは海外本社のスタッフとのやり取りがメインになります。そこで大事なのは、きちんと自分の部署の状況を伝える能力です。

こうした能力、つまりはコミュニケーション能力があるかが大事なのです。

なお日本企業でコミュニケーション能力というと、人付き合いの良さや飲み会を盛り上げる能力などを指すことが多いですが、外資の場合はこのような人柄にまつわる能力が採用の際に影響されることはありません。伝えたい事実を正しく相手に伝える、というのが本来の意味でのコミュニケーション能力です。

英語の職務経歴書(レジュメ)を用意しておこう

最後になりますが、外資系企業の転職には英語の職務経歴書を用意しておくことが重要です。

日本企業の転職では履歴書と職務経歴書を作成するのが一般的ですが、外資の場合はこれに加えて英語の職務経歴書、いわゆるレジュメが求められるケースが多いです。

外資の求人では本社、あるいはアジア地区あたりのマネージャーが関わっているケースが多いため、彼らにも分かるように英語の資料の提出が必要なのです。

とはいっても、ほとんどの人にとって英語の職務経歴書の作成は経験がないでしょう。私も初めてのときは何をどうしたら良いのかすら分かりませんでした。

そんな場合もあせる必要はあまりありません。というのも、転職エージェント経由で職探しをしている場合にはエージェント会社が細かく作成のアドバイスをしてくれるからです。

外資系転職の経験が豊富なエージェントを使っている限りは、あまり心配する必要はないでしょう。

まとめ

外資系企業は仕事にだけ集中して取り組んでおけば、余計なしがらみなどを気にする必要はなく、ドライな働き方を好む人にとっては最適な環境です。

働き方も、一部の投資銀行や戦略系コンサルティングファームなどを除けばそれほど激務ということもありません。ワークライフバランスを重視した、メリハリのある生活をすることが可能です。

給与面も、同業の日系企業に比べて高待遇の場合が多くあります。私は外資系企業に強いJACリクルートメントという転職エージェントを使うことで、一気に200万円近く年収を上げることができました。この選択は、自分にとっては本当に良かったと思っています。

この記事を読んで外資系企業に興味が出てきたら、是非とも転職にチャレンジしてみてください。

外資系企業に強い転職エージェント ⇛ 外資系企業への転職ならJAC Recruitment

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  • 管理人プロフィール

ケンドー修介

東大を卒業して研究者の道に進むも、アカデミアの厳しい現実に直面してドロップアウト。 夢破れて借金あり、なんて言ってもいられず、30半ばから資産形成を開始。インデックス投資のほか、仮想通貨やブログ運営による収益化も組み合わせています。 副業ブログによる収益は、初年度で100万円を超えました。

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