転職

なぜ外資系企業では出戻り転職が推奨されているのか?

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転職には色々なパターンがありますが、自分がもといた職場に戻るケースというのも、実は結構良くある話です。これを「出戻り転職」などといったりします。

思い切って飛び出した会社ですが、転職先に馴染めず、もといた職場に戻ればよかったと後悔することは珍しいことではありません。

ただ、辞められた側の会社からしてみたら、一度逃げ出した人間をもう一度雇い直すというのは結構勇気のいるもの。

ここではそんな出戻り転職について、外資系企業の実態という観点から見ていきたいと思います。

外資では出戻り転職をむしろ推奨しているって、ご存知でしたか?

出戻り転職に挑戦してみた結果・・・

出戻り転職ですが、実は私も挑戦してみたことがあります。まずは、そのときの体験を簡単にご紹介したいと思います。

私は外資系のメーカーに4年間ほど勤務した後、それまでとは全く異なる会計の世界に飛び込みました。なんというか、自分の人生を劇的に変えてみたかったんですよね。。

その結果、あまりにも自分の適正がないことに気づき、体調不良に。別の意味で人生が変わってしまったのでした。とほほ。

逃げ出すようにして退職した後は、どこに再就職したら良いのか悩みながら過ごす日々。

そんなとき、ふと前職のことが頭をよぎりました。やりがいや刺激はそれほどでもなかったものの、職場の仲間にも恵まれ、自分の強みを活かせるような仕事ができていました。もしももう一度あの場所に戻ることができたのならば。。

そんなことを考え、私はダメ元で前職の上司と連絡を取ってみることにしました。

元上司の方は私の境遇と体調について随分と心配してくれ、とりあえず人事に相談してもらえることになりました。

結果から言うと、この企業に出戻ることはできませんでした。私にぴったりのポジションがあったのですが、数日前に採用が決まったばかりだったそうです。お役に立てずにすまなかったと、元上司からは頭を下げられてしまいました。もう少しタイミングが早ければ君を採用していたのだが、とまでいってもらえたのは、私にとっては心強い言葉でした。

その後ですが、同じ業界の別の外資系メーカーに転職できることになり、現在に至っています。

結果こそ不採用だったものの、転職していってしまった人間に対して随分とフラットに接してくれたことは大変印象的でした。

外資系企業の求人の考え方

出戻り転職についてどのように考えているかは、企業によってだいぶ差があるでしょう。伝統的な日本企業では、一度退社してしまった人間を採用し直すなどということは考えられないかもしれません。

一方で外資系企業の場合、出戻り転職をしようとする人に対して冷たい態度を取るということはありません。むしろ出戻り転職を推奨しているような企業さえあります。

このようなことが起きるのは外資系企業の求人に対する考え方によるものが大きいでしょう。

外資の場合、新卒一括採用ということはあまりなく、基本的には経験者の中途採用がメインです。その場合、転職エージェントを利用して募集をかけることになりますが、そのコストは馬鹿になりません。一般的に転職エージェントに支払う報酬は、採用者の年収の3割といわれています。

もしも年収600万円のオファーで採用した場合、転職エージェントには180万円もの金額を支払う必要が生じます。

転職エージェントを介さないで採用できた場合、このコストを大幅に減らすことができます。社員紹介や出戻りなどのように転職エージェントを介さない採用に非常に積極的なのは、このような理由によるものです。

しかも出戻りの場合、既に業務内容や会社の組織のことを理解しているわけですから、教育コストまで減らせます。よその会社での経験を積んでいますので、幅広い知見も持ち合わせており、受け入れ側としては願ったり叶ったりです。

このあたりが、外資系企業で出戻り転職者が多い理由だと思われます。

出戻りを成功させるために

日本型の終身雇用制度が終焉を迎えつつあるなかで、転職はもはや珍しいものではなくなってきました。

転職エージェントのニーズは過去最高を記録しており、それにともなって企業の中途採用コストも上昇しています。

そんな中で、求人方法の多様化はこれからますます高まるでしょう。出戻り転職も、もはや外資だけが得意とする方法ではなくなってくるはずです。

いざというときのためにも、出戻り転職の可能性は残しておくことが重要です。それでは、出戻り転職を成功させるためにはどのようなことを意識しておくべきでしょうか?

それは退職した会社との関係、もっといえば職場の上司や同僚との付き合い方です。

退職時にはなるべく円満な形で職場を後にするようにしましょう。引き継ぎはしっかりとおこない、同僚に迷惑をかけないようにします。

可能ならば、上司のプライベートな連絡先を交換しておきましょう。お正月などのタイミングで、近況報告などしておいたほうがいいかもしれません。

これらは全て、転職後の企業が肌に合わず出戻り転職をせざるを得なくなったときのための布石です。

会社を辞めるときは、もうこんなところと関わることもないからと、後味悪く辞めてしまう人も結構います。

しかし、これからの時代、何が起こるか分かりません。使えるものはなんでも利用するくらいの精神で、サラリーマン総転職時代を生き抜きたいものです。

まとめ

辞め方が肝心とはいったものの、私自身でいえば転職先の監査法人からはほとんど逃げ出すように退職しました。そうでもしない限り、上司からのパワハラで潰されてしまうという身の危険を感じたからです。

このあたり、転職というものが一筋縄ではいかないことを身をもって感じたところでもあります。

きついときは無理せずとっとと逃げ出す。そうでないときは、出戻りの可能性を意識しつつきれいに辞める。こうした柔軟な姿勢が、転職を成功させるためには重要なのです。

なお転職者側からすれば転職エージェントは無料で使える心強い味方。職場に不満があるなら、どんどん使ってみましょう。
新しい未来が意外なことろから切り開けるかもしれません。
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