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ビジネスマナーって本当に必要!?元研究者が学んだ仕事のルールとは。

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社会人としてデビューするにあたって、とにかく大事なのがビジネスマナーといわれています。(今でも新人研修で名刺の渡し方とかやるんですかね?)

お客さんと気持ちよく仕事をするには、丁寧なしぐさや相手を思いやるホスピタリティは重要です。

でもやりすぎるとなんだか儀式みたいじゃありませんか?そもそもビジネスマナーって、本当に必要なんでしょうか?

今回はわたしの考えるビジネスマナーの意味について、書いてみたいと思います。

顧客の欲しいものを欲しいタイミングで提供できさえすれば、馬鹿みたいなマナーなんて本当は必要ないはずです。

研究業界から民間企業へ転職

私は大学卒業後は研究者として研究機関に勤務していたため、いわゆるビジネスマナーについて教わる機会は全くといっていいほどありませんでした。

そんな感じでしたので、初めて民間企業の面接にいったときは随分と緊張しました。挨拶の仕方や名刺の渡し方をネットで調べて、急ごしらえのマナーを身につけようとしたものです。

(このあたりのエピソードは、ポスドク転職物語でも触れています ⇒ ポスドク、洗礼を受ける。

社会人になるまでは、世の中のオトナたちはみんなしっかりとしたビジネスマナーを身に着けた立派な人達ばかりなんだろうと思っていたものです。

でも実際に働きだしてから分かったのですが、結構適当な人も多いんですよね。特に私のいる業界はお客さんが研究者なので、それほど気を使う必要もないことの方が多いです。

それよりは、製品の知識であったり、競合他社との比較であったり、そういった情報をしっかりと持っているかどうかの方が、お客さんからの評価にダイレクトに直結します。

結局のところ、私のような元研究者に期待されていることって、私にしかないスキルや知識、経験をいかに伝えるか、ってことに尽きるんですよね。

そこがしっかりしていれば、多少言葉遣いが変だったり、身のこなしがぎこちなかったとしても、はっきりいって全く関係ないです。(そもそも研究者自体、浮世離れした人が多いので、そんな外見的なことにこだわる人が少ないっていう事情もあるんですけどね。)

監査法人で痛感したビジネスマナーの役割

そんな感じで働いてきた私ですが、民間企業から2回目の転職をして監査法人に入ることになります。そこでビジネスマナーに関する考えを改めざるをえなくなるのでした。

監査法人っていうのは、まあはっきりいってルールの固まりのような世界なわけです。財務諸表監査という仕事自体がルールで縛られたものというのもありますが、それ以外の細かい身のこなし方にも全部ルールがあるんですよね。

ミーティングの設定のしかた、議事録のとり方、資料の印刷の仕方。。。数え上げたらきりがありません。

当然、ビジネスマナーのような決まりごとにもうるさいです。

エレベーターの乗り方やタクシーの止め方にもいちいちルールがあります。研究業界で研究者相手に仕事をしてきた自分にとっては、知らないことだらけで本当に苦労しました。

お客さんとエレベータに同乗した際のことですが、多分わたしの身のこなし方がマナー的に良くなかったんでしょうね。降りる際になって、「前職は確か営業関係のことをされていたんですよね?」とか言われるわけです。当然このあとには(なのに、随分とマナーがなっていないねえ)という無言の圧力が続くのですね。

はぁ、なにその嫌味!?京都の茶人かよ!とか思うわけですが、ここはじっと堪えて、どうも大変失礼しましたと頭を下げるしかありません。

今にして思えば、ビジネスマナーとかいう前に、そのお客さんの人としての資質の問題のような気もしないではありませんが。。

いずれにしても、がちがちのビジネスマナーで押し固められたような世界が世の中にはあるのだということを、身をもって知ることになるのでした。

なぜビジネスマナーなんてものが生まれるのか?

よくよく考えてみれば、自分がお客さんの立場であれば、営業の方のマナーが素晴らしい方が印象は良い気はします。

ただ、ここからは敢えて批判を覚悟でいいますけどね。そのビジネスマナー、本当に必要ですか?ってことをいいたいのです。

もう少し説明すると、ビジネスマナーの良し悪しでしか差別化できなようなビジネスに、将来はあるんですかね、ということです。

会計監査というものは、突き詰めていえば領収書と手元の帳簿の数字が同じかどうかを見比べる作業に過ぎません。はっきりいって誰でもできます。国家資格という参入障壁で守られてはいますが、競合との差別化はほとんど不可能です。

そうすると、あとできることっていうのはお客さんの機嫌を損ねないでヘコヘコと頭を下げて、一挙手一投足まで気を使って儀式のように丁寧に振る舞うしか方法はないんですよね。で、そのことを指して「ビジネスマナー」という優しい言葉のオブラートで包んで、新人若手にも真似するように強要している、と。

これがですよ、その会社しか発売していない製品で、その営業からしか買えない。そして自分はなんとしてもそれが欲しい、とかだったとして、誰がエレベータの乗り方を気にしますかね?

もちろん、独占的なビジネスをしていたとしても、お客さんのことをしっかりと考えたビジネスをしなくてはいけないのは当然です。ひとりよがりの横柄な態度を取ってお金を稼げるほど、ビジネスは簡単ではないはずです。でも、もうその部分はビジネスマナーとかの問題ではなくて、何か別の話なような気がします。

なので、ビジネスマナーとか細かいルールとかが苦手にも関わらず、そうしたことが重要視されているような業界で働いて苦労している人がいたら、さっさと辞めてしまいなさいといいたい。その業界、未来はありますかと自問してみたほうがいいです。

逆にそうしたことが得意という人もいると思います。そういう人は、自分の資質を活かせる世界で活躍できるでしょう。でもお願いが一つあります。どうかそのビジネスマナー、全ての人にまで強要しないでください。はっきりいって、迷惑です!

まとめ

結局、わたしは会計監査事務所には1年もいることができませんでした。今はもといた科学技術関係の世界に戻ってきています。

エレベーターの乗り方、ちょっとだけうまくなったような気がします。でも相変わらず、身のこなし方はスマートではありません。

それでも普通に働けているので、今のところビジネスマナーなんてどうだって良いと思っているお客さんたちと仕事ができているようです。

ここでひとつ本の紹介です。

お客さんにヘコヘコとコメツキバッタのように頭を下げないですむ営業とは?差別化とは何かについて、営業の視点でビジネスの本質をついた良書です。これからは殿様バッタで商売をする時代です。

⇒ 儀式のようなビジネスマナーにうんざりしたら、転職エージェントに相談。将来性のない世界には、さっさと見切りをつけましょう。
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