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年収を気にするのはもう止めよう!富裕層になるための貯金の考え方

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仕事をする上で、どのくらいの年収を稼げるのかというのは気になるところ。

年収が1000万円の大台を超えればリッチ層の仲間入り、生活もだいぶ変わると考えている人も多いのではないでしょうか?

ここでは、そんな年収と生活の関係について、「貯金」という観点から眺めてみたいと思います。

年収アップが期待できなかったとしても、消費をおさえることで着実に貯金が貯まり、富裕層の仲間入りをすることも十分可能です。

逆に、どんなに稼いでいても構造的な問題で貯金できな場合もあります。

年収と貯金の微妙な関係、しっかりと整理しておきましょう。

あなたの貯金額はいくらですか?

総務省統計局が公表している家計調査報告が、一時期話題となりました。

家計調査報告(貯蓄・負債編)-平成28年(2016年)平均結果速報-(二人以上の世帯)
http://www.stat.go.jp/data/sav/sokuhou/nen/index.htm

この調査によると、二人以上の世帯における貯蓄額の平均は1820万円ということでした。

この結果を聞いて、ほとんどの人は「えっ、みんなそんなに貯金しているの!?」と驚いたことだと思います。

それに対して、この金額は必ずしも平均的な日本人の実態を表したものではないと解説している記事も多く見かけました。その理由は以下の3点です。

  1.  中央値は1064万円であり、平均値を大きく下回る。
  2.  世代格差が著しく、高齢者ほど貯蓄残高が大きい
  3.  貯蓄が100万円以下の世帯も10%ほどあり、2極化傾向にある

それぞれみていきましょう。

まず1です。平均値に比べて中央値のほうが800万円も下回っています。これは、一部の富裕層によって平均値が大きく上振れしていることを意味しています。

実際、平均値を下回る世帯数は全体の約3分の2にも達しています。一部のお金持ちのせいで、平均値が歪められているのですね。

次に2ですが、これについては以下の図を見てください。

家計調査報告(貯蓄・負債編)-平成28年(2016年)平均結果速報-(二人以上の世帯)より引用)

このように、貯蓄額は年齢によって大きく異なっています。40歳未満と70歳以上では、4倍近い開きがあります。

一部の金持ちが平均を引っ張っているといいましたが、こうした金持ち層というのは実は高齢者なのですね。

こうしたことから、高齢者は優遇されすぎている、若者は虐げられている、とする論調も出てきています。

最後に3ですが、金持ち層がいる一方で、ほとんど貯蓄がない層というのも一定数います。つまり、貯蓄額の2極化がおこっているのですね。

1820万円という平均貯蓄額に対する違和感というのは、だいたいこうした理由で説明されると思います。

まとめると、1820万円という貯金平均額は一部の金持ち、もっといえば退職金などで金融資産が増えた高齢者によって引き上げれたものであり、必ずしも現役世代の肌感覚とは一致しない。もっといってしまえば、まったく貯金がない層というのもかなりあり、2極化が起こっている。このようにまとめられそうです。

年収と消費の気になる関係

とはいっても、貯金できている人はしっかりとできているわけで、その事実に目を背けていはいけません。

私なんかは研究者の時代は給料なんて雀の涙くらいしかでておらず、貯金なんて夢のまた夢でした。

それが民間企業への転職を繰り返していくうちに、ようやっと貯蓄に回せるだけの収入を確保できるようになったのでした。

あたりまえの話ですが、ある程度の金額を貯金するためには、それ相応の収入はなくてはならないということです。

一方で、どんなに収入が増えても、消費が大きければ貯金はできません。そういう意味では、収入と消費の関係というのも気になるところです。

と思っていたところ、ちょうどよい資料がありました。

家計調査報告(家計収支編)―平成28年(2016年)平均速報結果の概要―http://www.stat.go.jp/data/kakei/sokuhou/nen/index.htm

世帯属性別の家計収支(二人以上の世帯)(PDF:99KB)より引用

さきほどと同じ総務省統計局の家計調査報告より、今度は家計収支に関するデータです。

これによると、年収を下から上まで5つの階級に分けたとき、一番下の階級(第Ⅰ階級)の1ヶ月の平均支出額は約21万円に対し、もっとも上の階級(第Ⅴ階級)は44万円と、実に2倍以上となっています。

ちなみに第Ⅰ階級の年収は449万円以下に対して、第Ⅴ階級は903万円以上となっています。

このことから、年収が増えるに従って消費支出も増大していくことが分かります。

金持ち貧乏は何故うまれる?

実はここに、年収と生活を考える際の大きな罠が仕組まれていると、私は考えています。

マネー系の雑誌などを読んでいると、年収が1000万円を超えるような人がまったく貯金できていないなどといった話しをよく目にします。

原因はたいてい身の丈にあった生活をしていないことによる、過剰な消費です。

年収1000万円というのはサラリーマンにとっては一つの区切りとなる年収です。思わず気も大きくなってしまい、いろいろなところにお金を使い出すのだそうです。

海外旅行に子どもの習い事、健康のことを考えたオーガニックフード。使い始めたらきりがありません。

貯金をするには身の丈にあった生活を心がけ、無駄遣いをしないように意識を変えることが重要なのです。年収1000万円の身の丈というのは、わたし達が思っているほど豪華なものではない、ということです。

ただし、職業によっては簡単に消費を減らせない場合もあるので厄介です。

同僚や上司との付き合いなどは、仕事によっては欠かせないことがあります。マスコミや広告などは最先端の流行を知るために、積極的に消費をしなければならないかもしれません。

こうした消費は、いわば高年収を維持するための必要経費と言えるでしょう。年収と経費を分離することが難しいということです。

(このあたりのさらに詳しい話は、金森重樹氏のこちらの記事が詳しいです ⇒ 年収1200万~3000万の家庭が自ら転げ落ちる「高収入貧乏の谷」

結局のところ、年収の大小だけにこだわっていては、なかなか本質が見えないということです。

年収はそれほど高くなかったとしても、余計な経費を使わず、また健康やワークライフバランスを維持できるような働き方が、もっとも「効率の良い」仕事となるのです。

金森氏によると、こうした職業の代表が公務員だということになります。したがって、公務員の中にはしっかりと貯蓄にはげみ、富裕層と呼んでも差し支えのないような人たちが結構いるのだそうです。

まとめ

年収というのは仕事を考える上で極めて重要な要素であることは間違いありません。

一方で、貯蓄や資産形成という観点からみると、必ずしも年収の高さが直接的な影響を及ぼしているともいえません。

年収1000万円を超えているのに貯蓄がない人がいる一方で、年収500万円でもしっかりと資産形成に取り組める人もいるのです。

お金のことを考える際は、是非この事実について意識するようにしましょう。

年収を上げるには転職が早道

そうはいっても、収入が増えれば貯蓄のペースが早まるのも事実。年収を上げるもっとも確実な方法は、間違いなく転職することです(私自身も、転職を繰り返すことで年収を上げることができました)。

適切な年収はいくらか?タイミングはいつ?こうした疑問に丁寧に答えてくれる、頼りになる転職エージェントに登録しましょう。

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