生きていく上で、お金って本当に大事ですよね。
私はこの事実を、度重なる失業の危機の中で身をもって感じてきました(笑)。
そんな私ですが、いまではコンスタントに手持ちの資金を増やしていけるようになっています。そのためにしたことは、
- 職業を見直すことで毎月の収入基盤を安定させる ⇒ 転職
- 月々の消費を見直して貯蓄を心がける ⇒ 節約
- 貯蓄の一部を株式などのリスク資産で運用する ⇒ 投資
- 給料以外の収入の複線化 ⇒ 副業
の4つでした。
このうち、1、3、4についてはこのブログでも何度も取り上げていますが、なにげに大事なのは2の部分、つまり節約なんですよね。
ということで、ここでは節約するために私が心がけたことについて紹介したいと思います。
といっても私がしたことはたった一つ、ずばり家計簿アプリの「マネーフォワード」を使ったことだけです。実際、マネーフォワードを使うようになってから、誇張抜きに家計資産の増加がうなぎのぼりになりました。
上の図はマネーフォワードで作った資産推移のグラフです。ちなみに青い部分が現金で、それ以外は株式などのいわゆるリスク資産になります。
やり方を工夫すれば、1年間で100万円以上貯めることも十分可能です。マネーフォワードを使ったことがなければ、是非ともこの記事を参考にしてみてください。
目次
すべての資金を見える化する
節約のためには何が大事なのは何かと聞かれたら、私は真っ先に「記録を取る」ことだと答えます。
いま自分にはいくらあるのか、削れるとしたらどこか、その部分をはっきりさせないことには貯金額を増やすことはできません。
マネーフォワードには、すべての資金を「見える化」するための便利な機能が備わっています。まずは以下にあげる機能を使って、手元の資金をしっかり把握しましょう。
銀行口座連携
マネーフォワードでまずやりたいのは、銀行口座の連携です。オンライン口座の情報を入れることで、いつでも最新の口座残高を把握することができます。
マネーフォワードで登録することのできる銀行は100社以上ありますので、ほとんどの場合はマネーフォワード上で管理できます。
銀行口座っていつの間にか増えていることってありませんか?給料や経費精算などのために、会社から口座を新しく作るように言われたりすることって良くあると思うんですよね。そうなると、いったいどこにいくらあって、総額で貯金はいくらなのかってことがすぐには把握できなくなってしまいます。
お金を貯めようと思っているときに、いったい自分がいくらもっているのかすら分からないなんて、ありえないですよね。ということで、まずは銀行口座の一括管理から始めましょう。
クレジットカード連携
次に欠かせないのがマネーフォワードとクレジットカードの連携です。
もしも普段からあまりクレジットカードを使わないのであれば、今すぐにクレジットカードを作りましょう。その上で、買い物では積極的にカードを利用することがおすすめです。
カードで買い物した場合、マネーフォワード上の各細目(食費、衣服費など)への振り分けは自動で行われるため、手間のかかる入力を省くことができます。これにより、わざわざレシートを取っておいたり、細目ごとに手動で振り分ける必要がなくなるのです。
家計管理でもっとも大事なのは、いかにして手間をなくすかということです。あまりにも細かい管理は長続きしないため、自動化できるところは全て自動化するのが良いのです。
クレジットカードを積極的に利用することによりポイントを貯めるというメリットも生まれます。例えば楽天カードでは1%分のポイントがつきますので、これを使わない手はありません。
電気やガスなどの公共料金の支払いは全てカードでおこなうことで、かなりまとまったポイントを比較的簡単に入手できるようになります。マネーフォワードと連携させることで、前年に比べて光熱費が上がったのかどうかといったことも一目でわかるようになります。
それから意外と知られていませんが、コンビニでの支払いもクレジットカードでおこなえます。コンビニでは暗証番号の入力やサインなどせずに決済できますので、現金を使うよりも遥かに短時間で支払いを済ますことができます。
クレジットカードを利用するとついついお金を使いすぎてしまうと思われるかもしれませんが、マネーフォワードでは使用履歴がすぐに反映されていきますので、今どのくらいの使用量なのかがひと目でわかります。使用履歴がしっかりと記録されるので、私はむしろ節約意識が生まれました。
現金管理
現金管理もマネーフォワードでがっつりおこないます。理想的には、今の時点で自分の財布にいくら入っているのか、1円単位で管理できている状態にまでもっていくことです。そのために便利なのが、「財布機能」です。
マネーフォワードはデフォルトの状態ではATMから出金があった際に、それらをすべて支出として計上するようになっています。これだと、ATMから現金をおろした瞬間に多額の支出があったことになってしまい、正確な支出額が分からなくなってしまいます。
そこで登場するのが財布機能です。これは要するに、手元の財布を一つの金融機関と考えるのと同じことで、ATMから出金があるとそれが手元の財布という金融機関に振替られたとみなすのです。これだと出金があっても支出扱いになりませんし、資産の総額もまったく変わりません。そして財布の現金を使って支払いを行った際には、財布からの出金記録を手動でつけるのです。
私は現金で支払いを行った際には必ずレシートを貰うようにしています。そしてレシートがある程度たまったら手動でまとめて記録するようにしています。一応レシートをカメラで取って認識させるという方法もありますが、私は使っていません。そこまで細かい記録を取るつもりはないからです。
現金を使った場合、やはりいちいち記録しなければいけないので面倒くさいです。だったらそもそも現金を使わなければ良いという気持ちになりますので、結果的に節約意識が生まれました。これは意外な副産物でした。
予算機能
ここまでで、手元の現金と銀行口座にある現金を一括で管理し、支出についてもほぼ自動的に記録される仕組みが出来上がりました。本腰で貯金をするには、まずは最低限この状態にすることが必須です。
その上で、いよいよ毎月貯金をするための仕組みづくりをします。そのために便利なのが、予算機能です。
この図のように、マネーフォワードでは予算を「変動費」と「固定費」に分けて考えます。そして、毎月の手取りから変動費と固定費を引いたものが、毎月の貯蓄額になります。
1年間で100万円貯めることが目標であれば、月あたり約8万円の貯金をしなければならない計算です。
このときポイントとなるのは、固定費から見直してみるということ。
例えば携帯電話であれば格安SIMに変更するだとか、保険であれば本当に必要なもの以外は解約するなどすれば、数万円レベルの家計改善は結構すぐにできます。
変動費は、例えば食費とか交際費などの金額が多かったとしても、すぐに改善するのは難しいと思います。まずは大きく削れるところから削ってみること。これが家計改善のためのファーストステップです。
家計簿機能
マネーフォワードでは家計簿の機能もついています。
マネーフォワードのすごいところは、今まで紹介した設定をやっておけば、後は自動で家計簿をつけてくれるということです。
たとえばクレジットカードで買い物をしたら、自動的に支出の項目として記録されます。しかも、買い物履歴から自動で食費か衣服費かなどの判別までおこなってくれるのです。これ、本当にめちゃくちゃ便利です(もちろんあとから手動で修正もできます)。
ほかにも水道光熱費などの自動引き落としもばっちり記録してくれますし、給与振込などは収入として記録してくれます。
これと、先ほど紹介した予算機能を組み合わせることで、今月はどの項目の支出が多くなっているかなどがひと目で分かるようになります。
今まで家計簿がどうしてもうまく作れなかった人は、マネーフォワードを使ってみると、こんなに簡単にできるのかと驚くと思います。
貯蓄の次は投資をしよう
ここまでが貯蓄をするためのマネーフォワードの使い方でした。
この先はもう一歩進んで、貯蓄した資産を運用する際にマネーフォワードを利用する方法について簡単に紹介したいと思います。
証券口座連携
手持ち資金の大小にかかわらず、それらを株式などのリスク資産で運用していくスキルは、これからの時代にますます求められてくるようになっています。年金の支給額が減少する中で、将来の生活費は自分自身で作り出さなくてはいけません。
私は資金の一部をインデックスファンドと呼ばれる投資信託で運用しています。
おすすめ記事初心者が悩まず投資信託を積み立てるおすすめの方法
私は投資信託は楽天証券で購入していますが、マネーフォワードでは証券口座の連携も簡単におこなうことができます。これにより、自分の資産が今どのくらいなのか、わざわざ証券口座の画面を開かなくても一元管理できるのです。
確定拠出年金連携
サラリーマンにとってもっとも効率的な資産運用といわれているのが、確定拠出年金(iDeCo, イデコ)です。これは本当におすすめの制度ですので、検討したこともないという人は、是非ともこの機会に勉強してみることをお勧めします。
おすすめ記事【個人型確定拠出年金】運用指図者が掛金の拠出を再開するまでの全手順
マネーフォワードでは確定拠出年金も一元管理できます。先ほどの証券口座と合わせて、自分の資産のうちどのくらいがリスク資産なのかがひと目で分かります。ちなみに、私の現在の資産の内訳(ポートフォリオ)は以下の通りです。
マネーフォワードなら、こんなグラフも自動で書いてくれるんですね。これも本当に便利な機能です。
年金の登録
最後にちょっとだけおまけです。
マネーフォワードでは実は年金の管理もできます。ここでいう年金とは、自分の意志でおこなう確定拠出年金ではなくて、強制的に(笑)徴収されている国民年金・厚生年金のことを指します。
実は年金には「ねんきんネット」というオンラインサービスがあるのですね。このログイン情報をマネーフォワードに登録しておくと、今までの自分の払い込んだ年金がひと目で分かるようになるのです。
といっても分かったからといってどうなるものでもありませんし、払い込んだ年金は自分の資産というわけでもありません。自分の本当の資産と区別するためにも、「グループ機能」を使って、ねんきんネットのチェックははずしておくのが良いでしょう。
まとめ
今回はマネーフォワードを使って貯金をするためのおすすめ機能について解説しました。私はこの方法を使うようになってから、年間100万円以上のペースで貯金できるようになりました。
月々8万円の貯金というのは、普通に考えると相当ハードルが高いようにも思えますが、本文中に書いたように無駄な固定費を見直すことで、達成できない額ではありません。マネーフォワードを使うと現金の流れがはっきりとしますので、無駄な支出はどんどん削っていきましょう。
家計簿にしても資産運用にしても、大事なのはいかにして手間をかけないかだと思います。(もちろん投資が趣味の場合は別ですが。。。)マネーフォワードは面倒な記録の手間を極限まで減らしてくれる便利なアプリです。まだ試したことがない方は、この機会に是非とも使ってみることをおすすめします。
なお貯金だけでなく、お金のこと全般について学ぶには、経済評論家の山崎元さんの書籍がおすすめです。確定拠出年金についての分かりやすい本も出ていますので、是非とも目を通してみてください。
お金の勉強ってどうやるの?
これからは、自分の将来は自分で決めなくてはならない時代。お金についても、しっかりとした知識を身につける必要があります。
日本人はお金のことを考えるのは下品だと考える風習が根強いため、学校などでしっかりとした金融知識を勉強する機会がありませんでした。
お金の勉強といっても、いったい何から始めたらいいのか分からない人も多いのではないでしょうか?
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