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資産運用の初心者だった理系研究者がおすすめする最適な方法とは?

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日本人は貯蓄にばかり励んでいて、なかなか資産を運用するという習慣がないといわれております。

しかし最近はネット上に有益な情報がたくさんあるため、昔よりは投資に対する環境も整ってきたのではないでしょうか。

私も初心者なりにお金の勉強を続けることで、なんとなくですが進むべき道と言うものが見えてくるようになりました。

というわけで、ここではかつて理系研究者だった私が考える、初心者のための資産運用の方法についてまとめてみたいと思います。

ちなみにここで「理系研究者」とあえてつけている理由ですが、大きくわけて3つあります。

ひとつは合理的、論理的に考えた結果、こうするのが一番理にかなった方法だよね、ということをお伝えすること。

二つ目は、再現性を重視するということ。つまり、ごく一部の天才投資家にしかできないようなことをするのではなくて、誰でも簡単に結果が出せる方法を重視すること。

そして三つ目ですが、これが一番大事なことで、理系研究者のような貧乏人でも手出しできる方法について考えるということです。

このブログの至るところで書いているように、理系の研究者というのは本当に儲からない商売です。特にポスドクと呼ばれる非正規雇用の研究者は、年収300〜400万円くらいで生活しなくてはなりません。

さすがにこれではやっていけないと研究者はドロップアウトしたのですが、社会人になりたてのころはほとんど貯金もない状態でした。

つまり、こうした不利な状況からなんとか這い上がって人並みの生活を送れるようにするにはどうしたら良いのか、そういったことを考える記事にしたいと思います。

そりゃあね、新卒で一部上場企業に入ってしっかりと昇給していき、貯金も堅実にやっていく、みたいなことができれば一番ですよ。ただそういうのは本当にごく一部の人しかできないことじゃないですか。

理系研究者のようにお金に縁もなく、投資の初心者だった私が、なんとか一人前に生活できるようになったのは、ここに書いた方法を堅実に実践していったからです。

ということで、長い前置きはこのくらいにして、いざ資産運用の世界に飛び出してみましょう。

投資とリスクについて理解する

お金を増やすためにまず考えておきたいのが投資です。

投資というと個別銘柄の株を買ったり、FXなどに手を出すイメージがあるかもしれません。しかし、こういった投資は運・不運に左右されることが多く、不確定要素が多すぎるために家計管理に組み込むには適切ではありません。

それではどうするかというと、なるべくたくさんの銘柄に分散して投資すればよいのです。これにより不確定要素を減らすことが可能になります。理系の研究者であれば、サンプル数が増えていくに従ってデータのばらつきがおさえられ、平均値に収束していくイメージを持つのがいいと思います。

そのためには自分で世界中の銘柄を買い付ける必要はなく、インデックスファンドと呼ばれる投資信託を購入すれば十分です。あるいは、TOPIXや日経平均に連動して価格が決まるETFでも同じことが期待できます。

こうして投資した資産は、おおよそ年率5%を期待値とした収入を生み出すはずです。低金利時代にあって、5%のリターンというのは非常に大きなものです。

ちなみに私の現在の投資方針については、こちらの記事に書いた通りです。

初心者が悩まず投資信託を積み立てるおすすめの方法

基本的には確定拠出年金(iDeCo)を使った積み立てをするのが最もお得で、さらに余裕があればNISA枠を使うのが良いということです。iDeCoとNISAについては後半で詳しく説明します。

さて投資をする上で重要なのは、リターンだけでなくリスクについてもしっかりと理解しておくことです。

投資の世界でリスクというのは、標準偏差(=ばらつき)の大きさのことを指しています。値動きが激しい資産はリスクが高く、逆にほとんど値段が変わらないのはリスクが小さいといいます。

例えば外国株式に広く分散投資した場合、過去からの経験でばらつき(標準偏差)は20%程度であることが知られています(理系の方であれば正規分布と標準偏差の関係をイメージしてもらえればいいでしょう)。外国株式の期待リターンをリスクを含めて記述すると、5%±20%と書くことができます。

もし仮に最悪の事態が起こった場合は期待リターンから標準偏差の2倍程度、すなわち40%ほどのマイナスになる可能性があります。その場合、リターンは5−40=−35%程度のマイナスに陥ってしまいます。

要は、50年に1度くらいの割合で投資資産の3分の1程度が失われてしまう可能性を考慮しなければならないのです。(もちろんその逆に、資産が一気に150%以上上昇する確率もわずかながらありますが。)

そこで手持ちの資金を投資にあてる場合、最悪で3分の1程度目減りしてしまうということを理解した上で運用するのがよいでしょう。このように投資する場合は失われる金額から逆算して投資金額を決めるのが大事です。

投資におけるリスクの考え方は重要です。以下の記事についても合わせて読んでおくと良いでしょう。

資産の長期投資は本当にお得!?複利とリスクの関係を整理すると答えが見えてくる
長期投資を始めるなら若いうちから!元本割れリスクも減らせて2重にお得

消費と生活レベルの「身の丈」を知る

さて資産運用というと、今述べたような株や投資信託などを思い浮かべることが多いと思います。

しかしお金を増やすために大事なことは運用だけではありません。支出、すなわち消費を減らすことも運用と同じくらい大事です。

というと、「当たり前のことを」と思われそうですが、消費と生活は切っても切り離すことのできない関係です。つまり消費について考えるということは、人生について考えることと同じくらい重要なことなのです。

消費については、経済評論家の金森重樹氏が面白い記事を書いています。

・年収3000万でも“下っ端”! 本物のお金持ちは「財布が4つ」
http://president.jp/articles/-/16155

この記事によると年収の高い人は必ずしも貯蓄額が多いとは限らないといいます。それは、高年収であるためにはそれなりの必要経費も発生し、こういった人の属する世界では消費額が増えざるをえないからだそうです。これは人間関係を作ったり情報収集のために頻繁に飲みにいったりすることを想像すると分かりやすいでしょう。

年収1000万円程度でも、ほとんど貯金がないという世帯は以外と多いそうです。

消費を減らすためには、自分の生活レベル、すなわち身の丈を知ることが大事です。そして無理に背伸びをせず、身の丈よりもずっと縮こまって暮らすこと、これこそがお金を貯めるために重要なことです。

年収と貯蓄の関係については、以下の記事に詳しく書きました。要は、年収が高くなっても庶民的な暮らしを徹底すれば、それだけ資産は確実に貯まる、ということです。そして、このことができる人は意外と多くありません。

年収を気にするのはもう止めよう!富裕層になるための貯金の考え方

消費をおさえて堅実に生活するには、日々の支出額を細かく管理することが有効です。私のおすすめはマネー・フォワードというアプリを使った家計管理です。

銀行口座やカード支払い履歴など一括管理できるので、あたかも操縦席に座っているような感覚で家計の管理をすることができます。

マネー・フォワードについてはこちらの記事を参考にしてください。

マネーフォワードを使って1年間で100万円貯金するためのおすすめの使い方は?

積極的に転職して給与収入を上げる

ここまでで、投資と消費についてみてきました。

最後に残るのは、収入の確保の仕方です。

ぶっちゃけた話をすると、サラリーマンが資産を有効に築き上げるのにもっとも手っ取り早い方法は、転職して年収を上げることに尽きます

冒頭に書いたように、私がかつてやっていた研究者という商売は本当に稼げません。稼げないだけでなく、研究捏造やアカデミック・ハラスメントが横行しているために、なんのためにこんなことをしているのだろうという気持ちが常にありました。

それで意を決して民間企業へ転職したのですが、転職して思ったのは、なんでもっと早くこの世界に来なかったのだろうか、ということでした。

給料は上がりましたし、なにより正規社員として雇用が安定しているというのは、これほど心強いことはありません。

私が利用した転職サイトに関する情報は以下の記事に書いてあります。現在の収入では資産運用どころではない、という場合は積極的に転職を考えてみましょう。

転職で人生を変えよう。おすすめの転職サイトと絶対に押さえておきたいポイント

どの転職サイトがおすすめということもないのですが、迷ったらとりあえずDODAを使ってみると良いと思います。求人数も非常に充実しており、エージェントの質も高い印象があります。

【DODA公式サイト】 転職サイトに掲載されていない【非公開求人】の紹介を受ける方法は?

転職が成功すればよいのですが、うまくいかない場合もあります。そんなときは、以下の記事を参考にしてみてください。要は、うまくいかなかったら何度でも転職すれば良いのです。

転職失敗!?半年でうつ気味になったときに役立ったのは会社を辞めるための避難経路だった。
ジョブホッパーという生き方が注目される時代はすぐそこに来ている。

私は監査法人という業界に1年ほどいましたが、これほど自分に合わない世界があるのかと衝撃を受けたことがあります。残業も多く、自分の時間が全く取れませんでした。

この記事の最後にも書きますが、これからは副業を重視した資産形成が重要だと思っています。そんなときに、大して給料も良くないのに残業ばかり続くようでは、肝心の副業にあてる時間が取れません。

そうした仕事はさっさと辞めて、年収レベルはそこそこでも残業がない仕事を選んだほうが、副業と合わせたトータルでは稼げるということが起こりうるのです。

お金のために今すぐ始められる三種の神器

以上ように、お金を増やすためにできることを投資、消費、収入の3点から見てみたわけですが、いかがだったでしょうか?

理屈は分かっていても、すぐに変えられるところとそうでないところがあると思います。給与収入はそれほど簡単に上がるものでもありませんし、投資をするにはある程度まとまった資金が必要です。消費額を抑えることはすぐにでもできるでしょうが、その効果は限定的です。

そんな中にあって、お金のために今からでもすぐに始めることのできることが3つあります。それは、ふるさと納税確定拠出年金NISAの3つです。私はこれを、お金のための三種の神器と名付けています。

投資を始めたばかりの人は、まずはこの3つを完璧に使いこなせるようにすると良いでしょう。

ふるさと納税

ふるさと納税はほとんどの納税者にとって得になる仕組みであるにも関わらず、やっている人は以外と少ないため、まっさきにオススメしたい制度です。

この制度を簡単にまとめるならば、以下のようになります。

  1. 任意の自治体に寄付する。(自分のふるさとである必要はない。「ふるさと」というのは制度の愛称のようなもの)
  2. 寄付すると、お礼の品をもらうことができる。
  3. 寄付金は、翌年の住民税から控除される

お礼の品は地方の特産品などが多く、なかでも肉や野菜などといった食料品が大部分を占めています。そのため、これらをもらうことで日々の食費を浮かすことができるのです。

税金の控除というとなにやらややこしくなりますが、以下のように考えると良いでしょう。

まず、私たちは住民税というものを支払っています。給与所得者は月々の給料から天引きされていますので、これを意識することはなかなかありませんが、実は毎年結構な金額を払っています。ふるさと納税では、この住民税を(形式上)前もって支払う形になります。例えば、来年支払うべき住民税のうちの一部分を、寄付金という形で今年のうちに支払ってしまうのです。そうすると来年になったとき、この寄付分は支払う必要がなく、これを控除と呼んでいるのです。

もう少し厳密にいうと、控除は寄付金全額ではなく、そこから2千円引いた形になります。したがって、今年ふるさと納税を5万円した場合、来年の住民税は4万8千円が控除されます。

以上をまとめると、2千円の現金負担をすることで、さまざまな自治体から食料品をもらうことができる、これがふるさと納税のあらましです。

寄付の仕方や、自分がどのくらい寄付できるかを知りたいときは、ふるさと納税サイトのさとふるがおすすめです。

確定拠出年金

次におすすめの制度が確定拠出年金(通称iDeCo)です。

サラリーマンであれば厚生年金に自動的に加入することになりますが、これとは別立てで年金を積み立てておくのが確定拠出年金になります。将来的に公的年金だけでは暮らしに不安がある場合に、自らの判断で老後資金の準備をすることができる制度です。

確定拠出年金は将来のための資産形成を意識したものですが、実は短期的にも大きなメリットがあります。それが節税効果です。

ここでも税金の控除の話がでてくるのでややこしいのですが、要は確定拠出年金として積み立てた金額の2−3割分の税金を支払わなくて済むというのが大きなポイントです。

例えばサラリーマンが個人型確定拠出年金に毎月積み立てられる上限の2万3千円を1年間続けた場合、その金額は27万6千円になります。この時、年間に支払う税金を所得税率20%、住民税率10%とした場合、その合計の30%分、実に82,800円の税金を支払わなくて済むことになるのです。もちろん積み立てた金額は将来自らの年金として受け取ることができます。

このように確定拠出年金は全くリスクを負わずに8万円ものキャッシュを生み出すため、ほとんどのサラリーマンにとって加入するとお得になる制度なのです。

確定拠出年金については、山崎元氏の書籍を読むと良くわかります。

NISA

三種の神器のうち、最後がNISAです。

NISAは少額投資非課税制度といって、年間120万円までの投資分の利益が非課税になる制度です。

投資とリスクの部分で解説したように、お金を貯めることを前提にした投資では短期的な売買を目指しません。その代わりに、ここまでなら損をしてよいという範囲の部分だけを、インデックスファンドやETFのように十分に分散が効いている資産で運用します。この運用をNISAで賄えば、利益が出た際に支払うべき約20%の税金を支払わなくて済むのです。

投資をするのであれば、まずはiDeCoの月23,000円を積み立てるのが大原則です。その上でさらに余裕があるのであれば、投資の勉強もかねてNISAの範囲内で運用してみるというのが良いと思います。

サラリーマンは本気で副業を考えよう

ここまでが、理系研究者であった私が、民間企業へ転職してから初心者なりに考えてきた資産の増やし方と運用の全容です。

それで最後になりましたが、サラリーマンが資産を築き上げるのに今もっとも熱い方法をご紹介します。

それは、副業をすることです。

働き方改革などといわれるように、これからの時代は会社に頼りすぎない生き方、稼ぎ方が重要になってきます。その際にもっとも大事なのは、給与所得以外の収入を得る、いわゆる収入の複線化です。

副業の方法は様々ありますので一概に何が良いとも言いにくいのですが、私のおすすめはブログを使った方法です。これについては、以下の記事に詳しく書きました。

サラリーマンにおすすめの副業はブログで決まりだ!稼ぎ続けられる体質を身につけて同僚に差をつけよう。

私はブログを趣味で書いていますが、半年ほど前から収益化を意識するようにしました。その結果、このブログ以外のものも含めて毎月数万円の副業収入が発生するに至っています。

この金額はなかなかに馬鹿にならないものでして、例えるならば2000万円くらいの資産を使って株式運用しているのと同じくらいのキャッシュ・フローを生み出しています。しかも収益は右肩上がりのため、今後もさらに力を入れていきたいと思っています。

ブログを使った副業は夢もありますし、なによりもやっていて楽しく刺激的です。詳しい方法について興味のある方は、是非ともさきほどの記事を読んでみてください。

まとめ

この記事では、理系の研究者という視点で資産運用を考えるとどうなるかという点について述べてきました。

まとめると、

  • 運用、節約、収入の三本柱を最適化して、資産を増やす体質を作る
  • 三種の神器を徹底活用する
  • 副業をして月々のキャッシュ・フローを充実させる

ということになるかと思います。

研究者を辞めて企業に移ったばかりのころは貯金もほとんどなく、将来のことについて考える余裕もほとんどありませんでした。

少しずつではありますが、いろいろな方法でお金の勉強をした結果、今では気持ちに余裕も生まれて色々なことにチャレンジしようという気持ちになってきました。

お金のことについて漠然とした不安を抱えている人は、是非ともここに書かれたことを一つずつ取り入れてみてください。資産運用はやり方させ間違えなければ、あなたの将来を安心したものに変えてくれるはずです。

お金の勉強ってどうやるの?

これからは、自分の将来は自分で決めなくてはならない時代。お金についても、しっかりとした知識を身につける必要があります。

日本人はお金のことを考えるのは下品だと考える風習が根強いため、学校などでしっかりとした金融知識を勉強する機会がありませんでした。

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