会社員として働いているからには、お給料をたくさんもらって年収アップを目指したいのは誰もが願うことです。
ところが!これからは、働いても働いても年収が上がりにくくなる時代に突入しようとしています。
なぜかというと、高度経済成長期には大量の新卒社員を安い賃金で雇うことができたので、人数の少ない年配者たちに高い給料を支払うことができたんですね。これがよく言われる「年功序列」という制度の仕組みです。
ところがこれからは少子高齢化時代。人数の少ない若手世代が、大量にいるオジサン世代達を支えなければなりません。その結果、かつては黙っていても上昇していた給料が上がりにくくなっているのです。
そこに加えて、世間で話題になっている働き方改革の余波を受ける形で、残業代も減少傾向にあります。このダブルパンチのせいで、40代以下の世代は年収アップを目指すのが厳しくなっているのです。
そんな現役世代が年収を上げるにはどうしたら良いのか?
答えは、副業を駆使して稼ぎ出すことです。この方法は多くの人がまだ気づいておらず、早く取り組めば取り組むほど有利なポジションを取ることが出来ます。
この記事では副業、特にブログを使った方法で年収アップをするのがいかにお得なのかについて解説します。特に、事業所得という方法を使えば、税金や社会保険などを取られずに効率的に稼ぎ出せることを示します。なんと、年収100万円まではそのまま手取りにすることができてしまいます。さらに、100万を稼ぐための具体的な方法についてもご紹介しましょう。
年収を上げたいけれど会社には期待できない。そんな思いを持っている人は是非とも参考にしてみてください。
副業による所得の種類を理解しよう
副業解禁、などと話題になることが多くなりましたが、副業についてしっかりと理解している会社員はまだまだ少数派です。
副業で稼ごうと思うなら、絶対に知っておかなければならないことがひとつあります。それは、どの所得で稼ぎ出すか、ということです。このことを知らない人が結構いますので、ここでしっかりと理解しておきましょう。
実は所得にはいくつかの種類があります。サラリーマンが知っておかなければならないのは下記に上げた3つの所得です。
- 給与所得
- 雑所得
- 事業所得
このうち1の給与所得は、私たちサラリーマンが給料として会社からもらう所得です。2と3については、会社の収入以外から発生する所得です。
よく副業解禁のニュースなんかを見ると、会社が終わったあとに別の会社でアルバイトをしたり、複数の企業に勤めている様子を見ることがあります。これは給与所得を2つ以上の会社からもらっているということです。
先に行っておきますが、普通のサラリーマンが副業で稼ぎたかったらこの方法ははっきり言って効率が悪いです。
よく考えてほしいのですが、会社員がある程度安定してまとまった額の収入を毎月得られるのは、貴重な自分の時間を労働という形で会社に捧げているからです。この奴隷的な生活を拡張してまで、副業で稼ぐのは効率的ではありません。
給与所得というのは奴隷的な営みの対価として得られるわけですから、これを増やしてまで年収アップしようという発想は捨てましょう(その仕事がよっぽど好きなら別ですが。。)
これに対して雑所得や事業所得は、会社からではなく自分自身の力で収入を生み出します。いわゆるフリーランスというやつです。
こうした所得は、自分の力である程度コントロールすることができます。今日は働きたくないなと思えば作業をしないのも自由ですし、たくさん稼ぎたいと思えば一生懸命努力すれば良いのです。このように収入を自分の力で生み出しているのだという感覚を持つことが、副業で稼ぐためには絶対に必要です。
個人事業主の事業所得は税制的にお得
雑所得や事業所得で稼ぐことが、副業収入を得る上で重要だということがお分かりいただけたと思います。それではこの2つの違いは何なのでしょうか?
実は結論から言うと、雑所得と事業所得の区別はあいまいです。事業所得の方は継続的な事業かどうかなどといった基準がありますが、要は毎月ある程度の金額を稼げるようになったら、それは事業所得としてみなせると覚えておけば大丈夫です。
例えば毎月8万円くらいの収入が給与所得以外で稼げたとします。年収にして100万円ぐらい稼げるペースです。このくらいの所得があれば、それは事業所得として良いでしょう。
事業所得で稼いでいるという登録は税務署でおこないます。これにより、個人事業主として青色申告という方法で税金を納めることができるようになります。実はこの青色申告こそが、事業所得として稼ぎ出す最大のメリットです。
サラリーマンというのは、会社から給料をもらう時点で税金が引かれています。これを天引きと言います。サラリーマンは天引きのシステムがあるため、自分で税金を納付する必要がありません。
一方で個人事業主として副業収入を稼ぎ出した場合、確定申告という作業を通して自分で税金を収めなければなりません。
この確定申告ですが、青色申告でおこなった場合はなんと収入金額から65万円を差し引いて税金を計算することが出来ます。
例えば100万円の収入があった人が、青色申告しないで税金を計算した場合、税率20%の所得税がかかったとして(税率は人によって異なります)20万円もの税金を納める必要があります。これが青色申告をしておけば65万円を差し引いた35万円に対して課税されますので、税額は7万円にまで下がります。
さらに、このあと述べる副業ブログで稼ぎ出した場合、家賃の一部を経費として申請することができます。月10万円の家賃の家に住んでいたとして、このうちの30%を経費として申告した場合、毎月3万円、年間にして36万円の経費を収入から差し引けます。(ただし賃貸の場合に限ります。持ち家の場合は、ローンに対する金利分が経費にできます)
そうすると先に上げた35万円の課税額からさらに36万円を引いた結果、税金をまったく払う必要がなくなるのです。
税金の話は難しくて良く分からないという人も多いかと思いますが、要は事業所得として得た副業収入の場合、100万円くらいまでは課税されずそのまま手にすることができるということを覚えておいて下さい。
参考のために、年収500万円の人が給与アップで年収600万円になった場合、手取りがどのくらいになるのか見ておきましょう。
年収500万円 ⇒ 手取り390万円
年収600万円 ⇒ 手取り460万円
アップ額:約70万円
このように、給与所得で100万円アップしても手取り額は70万円ほどしか増えません。これは所得税などのほかに、社会保険料の負担も増えるからです。これに対して事業所得や雑所得で稼いだ金額には社会保険料の負担はありません。
同じ100万円を稼ぐのであれば、事業所得として副業収入を増やすほうがお得なのです。
副業ブログなら月10万円も夢ではない
ここで当然の疑問として、年収100万円もの金額を副業で稼ぎ出すなんて簡単にいくはずがないと思われる方も多いと思います。
これに対する私の答えですが、やり方によってはうまくいく可能性が非常に高い、といえます。
その方法はこれまでにも触れたように、ブログを使った副業をすることです。
ブログ収益化による副業方法については他の記事で解説しているのでここでは細かく触れませんが、地道にコツコツ続ければ毎月1万円くらいの副業収入は比較的簡単に得られるようになります。あとはこれを徐々に伸ばしていくのですが、意外と月7〜8万円くらいは右肩上がりで伸びていきます。そうすれば、年収100万円アップの道はすぐそこです。
ブログの収益化について全く知識がない人は、まずは以下の記事を読んでみて下さい。
おすすめ記事副業のブログで収益を出すまでに初心者が1年目にするべきこととは?
ブログ収益化でまず意識しなければならないのは、誰かの役に立つ記事を書くということです。例えばこの記事であれば、年収アップを目指したいけれど何をするのが良いのか知りたいという読者に向けて、ブログを使った副業がもっとも効率的に稼げる手法だということを紹介しています。
どんな人にでも、あなたにしか書けないような価値ある情報をひとつやふたつ持っているものです。まずはそうした情報を、読者目線に立ってブログ記事にしてみて下さい。そうすれば、収益はあとから必ずついてきます。
まとめ
この記事では、年収アップ目指したい会社員が合理的かつ効率的に稼ぎ出すには、副業、それもブログを用いた方法がもっとも適していることをご紹介しました。
本文に書いてあるとおり、ブログ収益による副業収入を事業所得として申請した場合、年収100万円くらいまではほとんど全額を手取りとすることが出来ます。
これが会社の給料のアップだった場合、税金や社会保険料などで手取り額が大きく減少してしまいます。それだけでなく、年収アップに伴う責任や仕事量が増大し、結果的に年収アップ分に見合わない忙しさになってしまう可能性があります。
これからの時代は、自分の年収は自分自身の力で上げていくのだという意識が重要です。ブログ収益化はそんな会社員にとってまさに必須のスキルとなるはずです。
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